Serenite

コラム

2025-05-14 09:50:00

好調を持続させる鍼灸的セルフケアについて

今日は、日常で簡単に取り入れられる鍼灸的セルフケアについてお伝えします。


1、ツボ刺激
一般的にツボと呼ばれる、経穴は身体中に張り巡らされています。
代表的な経絡、正経十二経と呼ばれる(肺、大腸、胃、脾、心、小腸、膀胱、腎、心包、三焦、胆、肝)は、全て体内を流れるのですが、手足にも沢山の経穴(ツボ)があります。

手の親指と人差し指の骨の付け根の溝にある”合谷”ごうこく(陽明大腸経)、
足のスネの上部にある”足三里”あしさんり(陽明胃経)、
内くるぶしの指4本分上にある”三陰交”さんいんこう(太陰脾経)
などが有名です。

手の親指で優しく刺激したり、ポインターやペンの先(フリクションの消しゴム側等)で
圧をかけてあげるのも良いです。

特に”合谷”はどんな時でもすぐに押せる上、痛みの緩和・消化器の不調、腰痛、ストレス軽減、免疫の向上など、様々な効果があるとされる万能ツボです。
手の使いすぎで手が凝っているような時にも、合谷を刺激すると回復に役立ちます。

2、耳ケア
最近は耳ツボジュエリーなども人気ですが、耳は人体の縮図と呼ばれているとおり、耳をほぐす事で全身の巡り改善に役立ちます。
足ツボももちろん有効ですが、耳はいつでも気が向いた時に手で揉んだり折り畳んだりして
刺激を与えられるので日常に取り入れるのがお勧めです。
耳を大きく動かすことで、耳周辺のツボへの刺激に加え、首に繋がる筋肉の付け根もほぐす事ができます!

3、ご自宅でお灸
当サロンでも使用している、シールタイプのお灸。炭でできたノンスモークタイプもあります。
セルフケアグッズとして気軽にネット通販で購入可能です、
熱が上に上がるため、地面に対してなるべく平行な肌表面にしか置けず手足への施灸がメインとなりますが、手軽に取り入れられる温活グッズとしてとてもお勧めです。

腕にお灸をすると(ツボで言うと、”手三里”てさんり、”曲池”きょくち など)
肩こり緩和にもなりますし、
足のスネ(”足三里”あしさんり、”下巨虚”げこきょ など)にすえると、歩行時の要の筋肉(前脛骨筋)の疲労回復にもなり、胃腸不和の緩和にも効果的です。

鍼灸施術の効果持続にも役立ちますし、
全て簡単に出来るので、ぜひ日常に取り入れてみてください♪


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