
Serenite
コラム
怪我とリハビリ的鍼灸
最近、「足をひねってしまった」「運動中に足首をくじいた」とおっしゃる患者さまが増えています。薄着になり身体を動かしやすい季節になったことで、冬のあいだ控えていた運動を再開された方も多いのではないでしょうか。
しかし、よくお話をうかがっていると「実は同じところを何度も捻っているんです…」という方がとても多くいらっしゃいます。
その“繰り返す捻挫”、軽いケガだと思っていませんか?
捻挫は「靭帯の損傷」。正しいケアが必要なケガです
捻挫は、関節を支えている「靭帯」が部分的に伸びたり、切れたりすることで起こる軟部組織の損傷です。靭帯は、骨と骨を安定してつなぐ大切な組織。ここにダメージがあると、関節の安定性が低下し、再発しやすい状態になります。
損傷直後は、痛み・腫れ・熱感・内出血などの症状が見られ、場合によっては関節が動かせない、体重をかけられないなどの重い状態になることも。重症の場合は手術が必要になるケースもあります。
「病院へ行くほどじゃないかも」と思ってそのままにしてしまうと、靭帯の修復が不十分なまま時間が経ち、慢性的なぐらつき・違和感・再発を繰り返す原因になることも少なくありません。
冷やす?温める?――自己判断の前に大切なこと
よくご質問いただくのが「冷やした方がいい?温めた方がいい?」というケアの方法です。基本的には、
急性期(捻ってから1~2日):熱感・腫れがある → 冷やす
慢性期(3日以降〜):腫れが引いて動かせるようになった → 温める
が目安になりますが、症状や回復スピードには個人差があります。まずは整形外科を受診して、骨折などの有無や重症度を確認することが大切です。
捻挫後の“その先”に、鍼灸という選択肢
足首の捻挫を繰り返す方には、
・痛みが長引いている
・関節がぐらつく
・同じ方向にまた捻るクセがある
といった共通点があります。これは、靭帯や筋肉の回復が不十分なまま過ごしてしまった結果かもしれません。
セレニテでは、こうした慢性化した捻挫や回復途中の不調に対して、鍼灸を“リハビリ的”に活用しています。
鍼灸の役割:ただの痛み止めではなく、根本回復のサポートに
鍼灸には、
鎮痛作用(痛みを和らげる)
消炎作用(炎症を落ち着かせる)
血行促進(回復に必要な酸素と栄養を届ける)
といった効果があり、自然治癒力を高める働きをします。
捻挫の回復を早めるだけでなく、「しっかり治す」ことで再発しにくい関節の状態をつくることができます。これは、湿布や痛み止めだけでは補いきれない、鍼灸ならではの強みです。
セレニテの鍼灸は、全身からアプローチする回復ケア
Sereniteでは、単に痛みのある足首だけを見るのではなく、姿勢のバランスや歩き方、全身の連動性を見ながら施術を行います。
必要があれば、肩や腰、骨盤など全体の調整を組み合わせて「捻挫しやすい体の使い方」そのものにもアプローチしていきます。
「もう何度も同じ足をひねってしまう…」
「すぐ治ると思って放っておいたらずっと違和感が残っている」
そんなお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。しっかり整えて、捻挫を繰り返さない体づくりをお手伝いします。
鍼灸サロンSerenite(セレニテ)
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顎関節症・噛み締めのお悩みについて
先日、食べ物を噛むたびに痛みがある症状が突如出現しました。
噛む時の左右差は時折感じていましたが、痛みで食べにくいという症状は初めてで「これが顎関節症か」と実感、自身に出現した不調に少しがっかりしてしまいました。
でもこれが鍼灸師のよいところ。自身で顎や首、耳周りに鍼をし、噛み方とあくびなどに気を付ける生活を2日ほど送ったところ、現在は痛みもなくなり事なきを得ています。
顎関節症の原因となる因子は様々にあります。
解剖学的個人差、外傷、特殊スポーツや楽器演奏による体への重負荷etc・・。
その中でも「行動要因」と言われる日常的な癖(頬杖や身体の片側への荷重、噛み癖など)や、
精神的緊張(継続的な筋緊張が引き起こされること、歯軋りや噛締め)は特に見逃すことができません。
突然の不調も、本当は突然起こったのではなく、身体の癖や姿勢・生活習慣のあり方、精神的緊張をしやすいなどの無意識の身体状態が影響しています。無意識の緊張により全身の柔軟さや巡りが良くなかったところに、何らかのきっかけが加わり症状が表に出ることが多いと考えられます。
当サロンにも、噛み締め症状をお持ちの方がよくいらっしゃいます。
もちろん、鍼灸で具体的に局所の柔軟性を出していくことも大事かつ有効です。
それと共に「噛み締め癖」はリラックスしやすい身体になっていくことで少しずつ改善していきます。
一般的に、力を「入れる」ことより力を「抜く」ことの方が難しいと言われています。
1、力が入っているのだという自分自身の精神や身体に気づくこと
2、力を抜いてリラックスできている状態を定期的に感じることができること
3、よい状態を身体が知って、そこに自然とチューニングしていけるようになることが
理想的です。(理想に向かって「頑張ろう!」とすると力が入ってしまうことが難しいところですね!)
鍼灸施術は筋緊張を緩めるとともに、自律神経や精神状態に働きかけることが近年様々に明らかにされています。「悪いところを治す」と「良い状態を知る」の双方を実感できるのが鍼灸の良いところです。不調の解決策の一つに是非鍼灸を検討してみてください!
Sereniteのこだわり:局所ではなく全身を整える鍼灸
鍼灸サロンSereniteでは、「その場で不調を和らげる」のはもちろんですが体質から見直し、根本から整える全身治療を大切にしています。
たとえば「肩こり」「頭痛」「胃の不調」といった症状があったとしても、原因は実は別の場所にあることが多くあります。生活習慣、睡眠の質、ストレス、自律神経のバランス…身体はすべてつながっているため、表面的な症状だけに注目するのではなく、全体を丁寧に診て対応していくことが回復への近道だと私たちは考えています。
そのため、施術の前にはしっかりとカウンセリングを行い、「今、どんな不調があるのか」だけでなく、「なぜそうなっているのか」にも目を向けます。冷えやむくみの状態、生活リズム、睡眠、食事、ストレスの度合いなどを確認しながら、お一人おひとりの体質に合わせて施術内容を組み立てていきます。
特に、自律神経の乱れを整えることは、Sereniteの鍼灸の大きな柱のひとつです。
自律神経は、内臓の働き、血流、ホルモン分泌、睡眠など、生命活動に欠かせない機能をコントロールしている神経。これが乱れると、肩こり・頭痛・不眠・情緒不安定・冷え・消化不良など、さまざまな不調が現れやすくなります。
鍼灸によって神経や血流のバランスを整えることで、“治りやすい体”=自然に回復できる体を土台からつくっていく。それが、Sereniteがめざす鍼灸です。
「ここだけをなんとかしてほしい」そんなお悩みがある方にも、私たちは全身を整える視点からアプローチしていきます。
その場しのぎではなく、全体的にコンディションがあがり調子が良い日々を当たり前にする。
私たちができることを、丁寧にお伝えしていきたいと思っています。
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ストレスや自律神経の乱れと美容鍼の関係とは?
今回は、ストレスや自律神経の乱れを抱える方に向けた「美容鍼」の役割についてご紹介します。
ストレスや自律神経の不調は、美容とは直接関係がないように思えるかもしれません。しかし実際には、これらは血流の悪化を引き起こし、肌の状態にも大きな影響を及ぼします。
たとえば、強いストレスを感じているときや交感神経が過度に優位になっている状態では、末梢の血流が滞りやすくなります。
すると肌細胞に十分な酸素や栄養が届かなくなり、ターンオーバーの乱れ、乾燥、敏感肌、肌荒れなどのトラブルが起きやすくなってしまいます。
さらに、自律神経の乱れによる不調は慢性化しやすく、施術期間も長引きやすくなります。
そんなときは、いつもと違った視点からアプローチを変えることが、改善のきっかけにつながることもあります。
美容鍼は、顔にあるツボや筋肉に対して直接アプローチすることで、血流を促し、肌本来の再生力を引き出します。
そして何より、「気持ちよかった」「顔が軽くなった」といった体感が、ストレス緩和や気分転換にもつながります。
美容目的だけでなく、気持ちのリフレッシュやポジティブ思考への入り口として、美容鍼を取り入れてみるのもひとつの方法です。
ただし、顔は皮膚が薄く毛細血管が多いため、内出血が起こりやすい部位でもあります。特に、血管の弾力が低下している方や疲労が強い方では、そのリスクが高くなることも。
施術前にはしっかりとカウンセリングを行い、不安なく受けていただけるようご案内しています。
鍼灸サロンSereniteの施術では施術後にフェイスラインのすっきりさやお顔のトーンアップ、目の開きなどいろいろな効果実感のお声をいただいています。
ストレスで心も肌も揺らぎやすい時期には、自律神経に優しく働きかける美容鍼で、内側から整えるケアを始めてみませんか?
好調を持続させる鍼灸的セルフケアについて
今日は、日常で簡単に取り入れられる鍼灸的セルフケアについてお伝えします。
1、ツボ刺激
一般的にツボと呼ばれる、経穴は身体中に張り巡らされています。
代表的な経絡、正経十二経と呼ばれる(肺、大腸、胃、脾、心、小腸、膀胱、腎、心包、三焦、胆、肝)は、全て体内を流れるのですが、手足にも沢山の経穴(ツボ)があります。
手の親指と人差し指の骨の付け根の溝にある”合谷”ごうこく(陽明大腸経)、
足のスネの上部にある”足三里”あしさんり(陽明胃経)、
内くるぶしの指4本分上にある”三陰交”さんいんこう(太陰脾経)
などが有名です。
手の親指で優しく刺激したり、ポインターやペンの先(フリクションの消しゴム側等)で
圧をかけてあげるのも良いです。
特に”合谷”はどんな時でもすぐに押せる上、痛みの緩和・消化器の不調、腰痛、ストレス軽減、免疫の向上など、様々な効果があるとされる万能ツボです。
手の使いすぎで手が凝っているような時にも、合谷を刺激すると回復に役立ちます。
2、耳ケア
最近は耳ツボジュエリーなども人気ですが、耳は人体の縮図と呼ばれているとおり、耳をほぐす事で全身の巡り改善に役立ちます。
足ツボももちろん有効ですが、耳はいつでも気が向いた時に手で揉んだり折り畳んだりして
刺激を与えられるので日常に取り入れるのがお勧めです。
耳を大きく動かすことで、耳周辺のツボへの刺激に加え、首に繋がる筋肉の付け根もほぐす事ができます!
3、ご自宅でお灸
当サロンでも使用している、シールタイプのお灸。炭でできたノンスモークタイプもあります。
セルフケアグッズとして気軽にネット通販で購入可能です、
熱が上に上がるため、地面に対してなるべく平行な肌表面にしか置けず手足への施灸がメインとなりますが、手軽に取り入れられる温活グッズとしてとてもお勧めです。
腕にお灸をすると(ツボで言うと、”手三里”てさんり、”曲池”きょくち など)
肩こり緩和にもなりますし、
足のスネ(”足三里”あしさんり、”下巨虚”げこきょ など)にすえると、歩行時の要の筋肉(前脛骨筋)の疲労回復にもなり、胃腸不和の緩和にも効果的です。
鍼灸施術の効果持続にも役立ちますし、
全て簡単に出来るので、ぜひ日常に取り入れてみてください♪