
Serenite
コラム
鍼灸の効果をさらに高めるために、ご自身でできること
こんにちは。
目黒、五反田駅からそれぞれ徒歩3分の鍼灸サロン Serenite(セレニテ)です。
当サロンでは、コリや痛みのある部位への対処にとどまらず、お身体の内側から整えていく“本質的なケア”を大切にしています。
たとえば、自律神経のバランスを整え、内臓や血流の働きをサポートするような鍼灸施術を行っています。
今回は、そんな施術の効果をさらに高めるために、お客様ご自身でも簡単に取り入れられるポイントをいくつかご紹介いたします。
鍼をしている間の「呼吸」がカギ
施術中、鍼を刺した状態で少しお時間をおくことがあります。
この間に、お客様がゆっくりと深い呼吸を意識して行うことで、施術の効果がさらに高まることが多いです。
鍼によって体内の巡りが促されている状態で、深い呼吸が「気」の流れを後押ししてくれます。
また、深い呼吸によって副交感神経が優位になると、内臓の働きが高まり、自然治癒力が活性化されていきます。
「なんとなくリラックスできた」と感じるだけでなく、実は身体の奥で大きな変化が起きているのです。
巡りを促すホームケアの定番「入浴」
鍼灸の効果を持続させるために、日々のセルフケアも大切です。
中でもおすすめしたいのが、入浴による巡りのサポート。
暑い季節はついシャワーだけで済ませがちですが、
湯船にしっかり浸かって汗をかくことで、体内にこもった熱や老廃物をしっかり排出することができます。
エアコンの効いた室内と外の暑さの気温差で、自律神経が乱れやすく、汗がうまくかけない方も増えています。
このままだと、熱が体内にこもってしまい、体温調節がうまくできず、熱中症のリスクも高まることに。
だからこそ、1日1回はしっかり汗をかく時間を作ってみてください。
忙しい方におすすめの「腰湯」ケア
「長風呂は苦手」「時間が取れない」という方には、腰湯がおすすめです。
【腰湯のやり方】
-
42〜45℃くらいの熱めのお湯を浴槽に浅く張る
-
おへそから下だけを湯に浸ける
-
水分をこまめに取りながら5〜10分程度
-
上半身から汗が出てきたら終了
お時間がある方は、お風呂から出たあとタオルやバスローブで身体を包み、余分な汗をしっかり出しきるとより効果的です。
最初は汗が出にくい方も、数回続けるうちにしっかり汗が出せるようになります。
私自身は、夏は43度、冬は44〜45度の設定で実践しています。
肌の調子も良くなり、全身がすっきりと軽く感じられますよ。
※心臓疾患や持病のある方は、必ずかかりつけの医師にご相談のうえで行ってください。
おわりに
鍼灸の効果は、施術だけで完結するものではありません。
施術中の呼吸や、ご自宅でのセルフケアを組み合わせることで、さらに深く・長く体に響く変化を実感できるようになります。
「鍼を受けたあとの良い状態をキープしたい」
「もっと巡りのよい体になりたい」
そんな方は、ぜひ今回ご紹介した方法を日々の習慣に取り入れてみてくださいね。
体の内側から整い、本来のあなたらしい健やかさを取り戻すサポートになれば幸いです。
東洋医学と西洋医学で読み解く「夏バテ」や不調の原因
こんにちは。連日猛暑が続いていますが、体調はいかがでしょうか?
この時期、「なんとなくだるい」「食欲がない」「頭がぼーっとする」など、心身の不調を感じる方が多くなります。これはいわゆる「夏バテ」と呼ばれる状態。
では、なぜ夏にこのような不調が起こるのでしょうか?
今回は、東洋医学と西洋医学の視点からその理由を見てみましょう。
【西洋医学の視点】——体温調節と自律神経の乱れ
1. 自律神経の乱れ
暑い日には体温調節のために交感神経が活発になりがちです。
この交感神経が長時間優位になると、副交感神経とのバランスが崩れ、以下のような不調が現れます。
-
倦怠感
-
睡眠の質の低下
-
食欲不振
-
イライラや不安感
また、冷房の効いた室内と炎天下の屋外を行き来することで、急激な温度差が体にストレスを与えます。
2. 脱水と電解質バランスの乱れ
汗を大量にかくことで体内の水分とともにナトリウムやカリウムなどのミネラルも失われます。
これが脱水や熱中症だけでなく、頭痛・筋肉のけいれん・疲労感といった不調につながります。
【東洋医学の視点】——「暑邪」と「気」「脾」の関係
1. 暑邪(しょじゃ)の影響
東洋医学では、夏に影響を及ぼす邪気を「暑邪(しょじゃ)」と呼びます。
暑邪は「陽邪(ようじゃ)」の一種で、強い熱性と上昇性をもち、体の「気」を消耗させやすい特徴があります。
そのため、以下のような症状が出やすくなります。
-
汗をかきすぎて気虚(ききょ)状態になり、だるさや疲労感
-
熱が上昇して頭痛・めまい
-
口渇・不眠
2. 「脾」の働きの低下
夏は冷たい飲み物や食べ物をとる機会が増えるため、東洋医学で消化吸収を司る「脾(ひ)」が冷やされやすくなります。
脾が弱ると、「気」や「血(けつ)」の生成がうまくいかず、食欲不振・腹部の張り・下痢などの消化器系の不調が起こります。
【まとめ】暑さに負けない身体づくりのヒント
不調 | 西洋医学的要因 | 東洋医学的要因 |
---|---|---|
倦怠感 | 自律神経の乱れ、脱水 | 気虚、暑邪の影響 |
食欲不振 | 暑さによる消化機能低下 | 脾の弱り、冷飲食の過多 |
めまい・頭痛 | 水分・電解質不足 | 気の上昇、熱の停滞 |
不眠 | 自律神経の乱れ | 心火(しんか)の過剰 |
首肩こりのお悩みが与える美容への影響とセレニテの施術
こんにちは。
鍼灸サロンSereniteです。
今日は当サロンで多いお悩みの首肩こりが美容に与える影響について書いていきますね。
首肩こりは、顔の美容に直接影響を与える可能性があります。
こりや緊張が首や肩に溜まると、顔の筋肉も同様に緊張して表情が硬くなり、お顔の
血行も悪くなります。
その結果、顔の皮膚にも影響が及び、しわやたるみの原因となる可能性があります。
また、首肩こりが慢性化すると、姿勢が悪くなり、顔の輪郭やバランスにも影響を与えることが
あり、フェイスラインのもたつき・たるみのお悩みにつながっていきます。
鍼灸施術は、首肩こりに対して効果的なアプローチです。鍼灸によって筋肉の緊張やこりを緩和し血流を改善することで、首肩の状態を改善することができます。
これにより、顔の筋肉もリラックスし、顔の表情が柔らかくなる可能性があります。
また、鍼灸施術は体全体のバランスを整えるため、姿勢改善にも効果的です。
良い姿勢を保つことは、顔の美容にも良い影響を与えることができます。
さらに、鍼灸施術は体の自然治癒力を促進する効果もあります。
これにより、肌の新陳代謝が活性化され、肌のハリや弾力を保つためのコラーゲンやエラスチンの
生成が促進される可能性があります。
結果として、顔の若々しさや美しさを維持するのに役立ちます。ブログ画像ブログ画像当サロンの施術は、首肩のこりや血行不良に対して全身施術を行ったうえで、お顔にも施術を行っていきますので身体のお悩みと美容のお悩みの両方に対応しています。
ぜひ一度ご相談ください♪
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怪我とリハビリ的鍼灸
最近、「足をひねってしまった」「運動中に足首をくじいた」とおっしゃる患者さまが増えています。薄着になり身体を動かしやすい季節になったことで、冬のあいだ控えていた運動を再開された方も多いのではないでしょうか。
しかし、よくお話をうかがっていると「実は同じところを何度も捻っているんです…」という方がとても多くいらっしゃいます。
その“繰り返す捻挫”、軽いケガだと思っていませんか?
捻挫は「靭帯の損傷」。正しいケアが必要なケガです
捻挫は、関節を支えている「靭帯」が部分的に伸びたり、切れたりすることで起こる軟部組織の損傷です。靭帯は、骨と骨を安定してつなぐ大切な組織。ここにダメージがあると、関節の安定性が低下し、再発しやすい状態になります。
損傷直後は、痛み・腫れ・熱感・内出血などの症状が見られ、場合によっては関節が動かせない、体重をかけられないなどの重い状態になることも。重症の場合は手術が必要になるケースもあります。
「病院へ行くほどじゃないかも」と思ってそのままにしてしまうと、靭帯の修復が不十分なまま時間が経ち、慢性的なぐらつき・違和感・再発を繰り返す原因になることも少なくありません。
冷やす?温める?――自己判断の前に大切なこと
よくご質問いただくのが「冷やした方がいい?温めた方がいい?」というケアの方法です。基本的には、
急性期(捻ってから1~2日):熱感・腫れがある → 冷やす
慢性期(3日以降〜):腫れが引いて動かせるようになった → 温める
が目安になりますが、症状や回復スピードには個人差があります。まずは整形外科を受診して、骨折などの有無や重症度を確認することが大切です。
捻挫後の“その先”に、鍼灸という選択肢
足首の捻挫を繰り返す方には、
・痛みが長引いている
・関節がぐらつく
・同じ方向にまた捻るクセがある
といった共通点があります。これは、靭帯や筋肉の回復が不十分なまま過ごしてしまった結果かもしれません。
セレニテでは、こうした慢性化した捻挫や回復途中の不調に対して、鍼灸を“リハビリ的”に活用しています。
鍼灸の役割:ただの痛み止めではなく、根本回復のサポートに
鍼灸には、
鎮痛作用(痛みを和らげる)
消炎作用(炎症を落ち着かせる)
血行促進(回復に必要な酸素と栄養を届ける)
といった効果があり、自然治癒力を高める働きをします。
捻挫の回復を早めるだけでなく、「しっかり治す」ことで再発しにくい関節の状態をつくることができます。これは、湿布や痛み止めだけでは補いきれない、鍼灸ならではの強みです。
セレニテの鍼灸は、全身からアプローチする回復ケア
Sereniteでは、単に痛みのある足首だけを見るのではなく、姿勢のバランスや歩き方、全身の連動性を見ながら施術を行います。
必要があれば、肩や腰、骨盤など全体の調整を組み合わせて「捻挫しやすい体の使い方」そのものにもアプローチしていきます。
「もう何度も同じ足をひねってしまう…」
「すぐ治ると思って放っておいたらずっと違和感が残っている」
そんなお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。しっかり整えて、捻挫を繰り返さない体づくりをお手伝いします。
鍼灸サロンSerenite(セレニテ)
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顎関節症・噛み締めのお悩みについて
先日、食べ物を噛むたびに痛みがある症状が突如出現しました。
噛む時の左右差は時折感じていましたが、痛みで食べにくいという症状は初めてで「これが顎関節症か」と実感、自身に出現した不調に少しがっかりしてしまいました。
でもこれが鍼灸師のよいところ。自身で顎や首、耳周りに鍼をし、噛み方とあくびなどに気を付ける生活を2日ほど送ったところ、現在は痛みもなくなり事なきを得ています。
顎関節症の原因となる因子は様々にあります。
解剖学的個人差、外傷、特殊スポーツや楽器演奏による体への重負荷etc・・。
その中でも「行動要因」と言われる日常的な癖(頬杖や身体の片側への荷重、噛み癖など)や、
精神的緊張(継続的な筋緊張が引き起こされること、歯軋りや噛締め)は特に見逃すことができません。
突然の不調も、本当は突然起こったのではなく、身体の癖や姿勢・生活習慣のあり方、精神的緊張をしやすいなどの無意識の身体状態が影響しています。無意識の緊張により全身の柔軟さや巡りが良くなかったところに、何らかのきっかけが加わり症状が表に出ることが多いと考えられます。
当サロンにも、噛み締め症状をお持ちの方がよくいらっしゃいます。
もちろん、鍼灸で具体的に局所の柔軟性を出していくことも大事かつ有効です。
それと共に「噛み締め癖」はリラックスしやすい身体になっていくことで少しずつ改善していきます。
一般的に、力を「入れる」ことより力を「抜く」ことの方が難しいと言われています。
1、力が入っているのだという自分自身の精神や身体に気づくこと
2、力を抜いてリラックスできている状態を定期的に感じることができること
3、よい状態を身体が知って、そこに自然とチューニングしていけるようになることが
理想的です。(理想に向かって「頑張ろう!」とすると力が入ってしまうことが難しいところですね!)
鍼灸施術は筋緊張を緩めるとともに、自律神経や精神状態に働きかけることが近年様々に明らかにされています。「悪いところを治す」と「良い状態を知る」の双方を実感できるのが鍼灸の良いところです。不調の解決策の一つに是非鍼灸を検討してみてください!