Serenite

コラム

2025-07-11 10:49:00

鍼灸の効果をさらに高めるために、ご自身でできること

こんにちは。
目黒、五反田駅からそれぞれ徒歩3分の鍼灸サロン Serenite(セレニテ)です。

当サロンでは、コリや痛みのある部位への対処にとどまらず、お身体の内側から整えていく“本質的なケア”を大切にしています。
たとえば、自律神経のバランスを整え、内臓や血流の働きをサポートするような鍼灸施術を行っています。

今回は、そんな施術の効果をさらに高めるために、お客様ご自身でも簡単に取り入れられるポイントをいくつかご紹介いたします。


鍼をしている間の「呼吸」がカギ

施術中、鍼を刺した状態で少しお時間をおくことがあります。
この間に、お客様がゆっくりと深い呼吸を意識して行うことで、施術の効果がさらに高まることが多いです。

鍼によって体内の巡りが促されている状態で、深い呼吸が「気」の流れを後押ししてくれます。
また、深い呼吸によって副交感神経が優位になると、内臓の働きが高まり、自然治癒力が活性化されていきます。

「なんとなくリラックスできた」と感じるだけでなく、実は身体の奥で大きな変化が起きているのです。


巡りを促すホームケアの定番「入浴」

鍼灸の効果を持続させるために、日々のセルフケアも大切です。
中でもおすすめしたいのが、入浴による巡りのサポート

暑い季節はついシャワーだけで済ませがちですが、
湯船にしっかり浸かって汗をかくことで、体内にこもった熱や老廃物をしっかり排出することができます。

エアコンの効いた室内と外の暑さの気温差で、自律神経が乱れやすく、汗がうまくかけない方も増えています。
このままだと、熱が体内にこもってしまい、体温調節がうまくできず、熱中症のリスクも高まることに。

だからこそ、1日1回はしっかり汗をかく時間を作ってみてください。


忙しい方におすすめの「腰湯」ケア

「長風呂は苦手」「時間が取れない」という方には、腰湯がおすすめです。

【腰湯のやり方】

  1. 42〜45℃くらいの熱めのお湯を浴槽に浅く張る

  2. おへそから下だけを湯に浸ける

  3. 水分をこまめに取りながら5〜10分程度

  4. 上半身から汗が出てきたら終了

お時間がある方は、お風呂から出たあとタオルやバスローブで身体を包み、余分な汗をしっかり出しきるとより効果的です。
最初は汗が出にくい方も、数回続けるうちにしっかり汗が出せるようになります。

私自身は、夏は43度、冬は44〜45度の設定で実践しています。
肌の調子も良くなり、全身がすっきりと軽く感じられますよ。

※心臓疾患や持病のある方は、必ずかかりつけの医師にご相談のうえで行ってください。


おわりに

鍼灸の効果は、施術だけで完結するものではありません。
施術中の呼吸や、ご自宅でのセルフケアを組み合わせることで、さらに深く・長く体に響く変化を実感できるようになります。

「鍼を受けたあとの良い状態をキープしたい」
「もっと巡りのよい体になりたい」
そんな方は、ぜひ今回ご紹介した方法を日々の習慣に取り入れてみてくださいね。

 

体の内側から整い、本来のあなたらしい健やかさを取り戻すサポートになれば幸いです。