Serenite
コラム
急な寒さが身体に与える影響について
今週は急に寒くなりましたね。1週間前に比べて10度くらいの温度差があります。
このように急に寒くなると体調を崩される方も多いと思います。
急な温度低下は自律神経の乱れを引き起こす主な要因の一つになります。
[理由]
交感神経の亢進: 寒冷な環境下では、交感神経が優位になり、心拍数や血圧が上昇します。これにより体は興奮状態になり、ストレスがかかりやすくなります。
副交感神経の低下: 同時に、副交感神経が抑制され、リラックス状態が不足します。これによって、心拍数や血圧の適切な調整が難しくなります。
また免疫力の低下や血行不良、筋肉のこわばり等の不調も現れます。
このような不調に対してのセルフケアとして
暖かい飲み物をとる:シナモンなどのハーブティはおすすめです
適切な睡眠:良質な睡眠をとることは心身の健康にとっても大切です
軽い運動:ストレッチや軽いお散歩で体温を上昇させ巡りをよくしましょう
ウェアの適切な選択:防寒対策として脱ぎ着できる上着を持ち歩く、また特に首、手首、足首を冷やさないことは大事です。
また鍼灸施術は、自律神経の調整、血行促進、リラックス効果などによりおすすめなので不調がある方は一度お試しください.
鍼灸と自律神経の関係について
鍼灸は、中国の伝統的な治療法の一つで、約2000年以上前から使われてきました。鍼灸は、皮膚や筋肉に細い針を刺すことで、身体のバランスを調整し、健康を促進するとされています。近年、鍼灸が自律神経にもたらす効果についての研究が進んでいます。
自律神経は、身体の自律的な機能を調節する神経系です。自律神経は交感神経と副交感神経の2つに分かれ、それぞれ身体の反応を刺激・抑制する役割を持っています。交感神経は「戦う・逃げる」反応を引き起こし、副交感神経は「リラックス・休息」反応を引き起こします。この2つの神経がバランスよく働くことで、身体は正常な状態を維持し、健康を維持することができます。
鍼灸は、身体のバランスを整えることで、自律神経を調整することができます。鍼灸による刺激は、交感神経と副交感神経のバランスを整え、身体の自己治癒力を高めることが報告されています。具体的には、鍼灸は以下のような自律神経に関する効果があるとされています。
1.ストレス緩和:鍼灸はストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑制することが報告されており、ストレスを軽減する効果があるとされています。
2.血圧降下:鍼灸は交感神経を抑制することで、血圧を下げる効果があるとされています。
3.自律神経失調の改善:鍼灸は自律神経失調を改善することが報告されており、特に副交感神経の活性化を促進する効果があるとされています。
4.睡眠の改善:鍼灸は副交感神経を刺激することで、リラックス効果を引き起こし、睡眠の質を改善する効果があるとされています。
5.鍼灸は自律神経の測定にも利用される:自律神経の状態を評価するために、鍼灸治療による自律神経測定が行われることがあります。例えば、心拍変動解析という方法を使って、交感神経と副交感神経のバランスを評価することができます。
以上のように、鍼灸と自律神経の関係は密接であり、鍼灸治療が自律神経系に影響を与えることが示されています。特に、ストレスや不安を軽減し、自律神経のバランスを整えることで、多くの身体の不調や病気の改善に役立つことが期待されています。
忙しい日々を送っている方の不調、お悩みにあてはまる内容が多いと思います。
特に頭の緊張やずっと考え続けてしまう状態が続いていて気が休まらない、すなわち交感神経優位になっている症状が多く見受けられます。
当サロンでは交感神経優位な方がより副交感神経優位になってリラックスしていただけるように、鍼の刺激量を調整し、心にも筋肉にも無駄な緊張を与えない施術を行っております。
自律神経の不調にお悩みの方、一度鍼灸治療をお試しください。