
Serenite
コラム
がんばったあとに体調を崩す理由〜あとから出る疲れと自律神経の関係〜
私事なのですが2月第1週に子どもの中学受験がありました。
塾に通い始めてから振り返ると、約4年間続いた受験期間。
ここ数か月はめまいや頭痛が出ることもあり、体調は万全とは言えない状態でした。
受験が終わった直後はほっとして元気に過ごしており「意外と大丈夫かな」と思って日常に戻り。
そんな中2月半ばの土曜日、中学の入学説明会と実家の京都での法事で移動が重なった日、新幹線の中で突然、頭痛・腹痛・吐き気が一気に出現。
その後の週も胃が動かないような感覚が続き、逆流性食道炎で朝から気持ち悪く、水も一度に飲めない状態で二日ほどはろくに食事もとれない状態でした。
現在は漢方で調整しながら回復傾向ですが、体感としてはまだ7割ほどの回復です。
このように大きなイベントが終わったあとに体調を崩すのは、実はとてもよくあることです。
長期間の緊張は“戦闘モード”を続ける
受験期間は本人だけでなく、家族も長期間緊張状態が続きます。体は無意識に交感神経(がんばる神経)優位の状態を保ち、いわば「戦闘モード」で走り続けます。
・呼吸が浅くなる
・筋肉が緊張する
・血流が低下する
・胃腸の働きが抑えられる
私がまさにそうなのですがもともと胃腸が弱い方ほど、この影響を強く受けやすい傾向があります。
終わった瞬間に不調が出る理由
大きな山を越えると、体は一気に副交感神経(休む神経)へ切り替わります。本来は良い反応ですが、長く無理をしていた体では、その反動で不調が表面化することがあります。
・頭痛
・吐き気
・胃の動きの低下
・逆流症状
・強い疲労感
胃腸は特に自律神経の影響を受けやすく、緊張が続いたあとに不調が出やすい臓器です。
「あとから疲れが出る」は正常な反応
「終わったのに、なぜ今?」
そう感じる方も多いですが、体は守るべきものがある間は踏ん張り、終わったあとに帳尻を合わせようとします。
これは弱さではなく、体の回復プロセスです。
回復期に大切なこと
この時期は「元に戻そう」と焦るよりも、体を安心させることが大切です。
・少量ずつの食事
・温かい飲み物
・深い呼吸
・早めの休息
体は安全だと感じることで回復しやすくなります。
自律神経が乱れた状態では、体が自力で整うまで時間がかかることがあります。鍼灸は過緊張をゆるめ、巡りを整え、副交感神経が働きやすい状態へ導くサポートができます。自分自身を振り返ってみると、自分のケアがおろそかになっていて受験が終わった後もそのまま走り続けようとしていたことを反省です。
大きな出来事を乗り越えたあとこそ、体を整えるタイミング。
がんばった体を、ゆっくり回復させていきましょう。



